ニュース: 事件 RSS feed
責任能力争う 歌織被告初公判 起訴事実認める
このニュースのトピックス:渋谷バラバラ殺人 セレブ妻公判
東京都渋谷区の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん=当時(30)=の切断遺体が見つかった事件で、殺人と死体損壊などの罪に問われた妻の歌織被告(33)の初公判が20日、東京地裁(河本雅也裁判長)で開かれた。罪状認否で、歌織被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を認めた。
弁護人も殺害行為などは認めた上で、犯行時は祐輔さんからの長期のDV(配偶者間暴力)による心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症していたと主張。「心神喪失もしくは心神耗弱の状態だった」と、責任能力を争う姿勢を示した。
検察側は冒頭陳述で、歌織被告は結婚後の平成17年6月、別の男性とメールのやりとりをしていたことから、祐輔さんに暴力を受け、離婚を考えるようになったと指摘。
しかし、祐輔さんの暴力は18年に入るころには収まり、自分に有利な条件で離婚の話し合いを進められない不安から、祐輔さんへの憎しみの感情を爆発させたとした。
さらに、検察側は、祐輔さんの暴力が継続的でなかったことから、歌織被告にはPTSDの症状もないとして、「犯行時には完全責任能力はあった」と主張した。
公判は、公判前整理手続きが適用され、主な争点は、祐輔さんを殺害するまでに何があったのか▽犯行時、善悪の判断や、行動を制御することができたのか−などに絞られた。
弁護側は犯行時の歌織被告の精神状態を解明するため、精神鑑定を請求。一方、検察側も弁護側とは別の鑑定人を申請した。このため、2人の鑑定医が審理と並行して精神鑑定を行うこととなった。
起訴状によると、歌織被告は昨年12月12日早朝、自宅で就寝中の祐輔さんの頭をワインの瓶で殴って殺害。遺体を切断し、タクシーと台車で新宿区内の路上や東京都町田市の公園などに運び遺棄した。



