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【法廷から】飲みすぎで事件を起こす被告たち (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
酒を飲み過ぎてしまった−。
東京地裁で11月30日、別々に開かれた初公判で2人の男性被告は、事件を引き起こした原因についてまったく同じ言葉を口にした。
1人は米国籍の23歳で暴行罪、もう1人は40歳で暴力行為等処罰に関する法律違反と銃刀法違反の罪に問われた。
起訴状によると、米国籍の被告は今年7月、酒に酔ってJR中央線に乗り、中野駅で乗客の女性にからんだあげく、それをとがめた男性の顔を殴った。さらに近くにいた別の女性にバカされたと感じ、女性の顔を裏拳で殴った。今年10月にも同じように酔った状態でJR山手線に乗り、乗客の女性の両ひざに自分の両ひざをぶつけて女性に注意されると、女性の顔を平手で数回たたいた。
もう1人の被告は、今年9月、都内のパブで飲酒した際、客と口論になって腹を立て店を出た後、近くでその店の経営者を待ち受け、「てめぇ、ぶっ殺すぞ」などと言いながら、約1メートルという至近距離で包丁を振り回した。
両被告には、寂しさから酒を飲み過ぎて事件を起こしたという共通点もあった。米国籍の被告は、弁護人から事件当時泥酔した原因を聞かれ、「日本語が話せず寂しかったので、同郷の友達に会えるとついうれしくなって酔いすぎてしまった」と供述。もう1人の被告も弁護人から同じような質問をされると、「(無職で)何もしてないとどうしても寂しくなり、それを紛らすために酒に走ってしまった」と述べた。
両被告は、それぞれ裁判官に「どうしたら酒を断てるのか?」と問われた。米国籍の被告は「米国に帰ります」、もう1人は「仕事に就きます」と答えた。「酒を断つと誓うか?」という質問には「もう飲まない」(米国籍の被告)、「はい」(もう1人の被告)と断言した。