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【法廷から】バットで小学生を殴ったおじさんの“言い分”は… (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
公園で野球の練習をしていた男児が、酒に酔った男にいきなりバットを取り上げられ、頭を殴られる−。こんな理不尽なことが、現実に起きていた。
傷害罪に問われた住所不定、無職の男性被告(65)の初公判が26日、東京地裁で開かれた。
検察側の冒頭陳述によると、東京都内でホームレス生活をしていた被告は今年9月、その日集めた古本の売り上げが300円にしかならなかったことに腹を立て、その金で飲酒。その後、公園で野球の練習をしていた小学生の男児からバットを取り上げた。そのバットでボールを打とうとしたが当たらず、ますます立腹。男児の頭をバットで殴った。さらに「尻をぶったたいてやる」と逃げる男児を追いかけ、男児の腰にもう一発加えた。男児は頭と腰に全治2週間の打撲を負った。バットの重さは、約540グラムだったという。
一歩間違えば大惨事になりかねなかった犯行だ。被告人質問で検察官は「バットで小学生の男の子を殴った理由は?」と強い口調で質問。被告は「酒のせいだと思います」と弱々しく応えた。さらに、「小学生がおじさんにバットで殴られたとき、どんな気持ちになるか分かりませんか?」と詰問すると、被告は「怖い思いをさせたと思います」と、下を向いたまま供述した。