ニュース: 事件 RSS feed
【法廷から】獄中からの手紙 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
獄中から出した一通の手紙。犯した罪を悔い、被害者や家族、友人を気遣う…。そんな内容が連想されるが、現実は必ずしもそうではないようだ。
22日、東京地裁で恐喝未遂罪に問われた男性被告(30)の初公判を傍聴した。被告は今年6月、府中刑務所(東京都)に服役中、友人に出した手紙の内容が罪に当たるとして起訴された。法廷で朗読された手紙の内容は、次のようなものだった。
「毎月50万円入金しろ。特別サービスで5月からでいいから。さもなければ暗殺するしかねぇな。おれは出所したら鬼のようになってるから。面倒くさくしたくなければ頼むぞ。草々」
手紙を受け取った友人が、警察に被害届を出して発覚した。
検察側の被告人質問で、当時の心境について問われた被告は「15年来の友人同士という甘えがあった。犯罪だとは思わなかった」と供述した。あきれた検察官が「あれが友人に出すような手紙の内容ですか」と問うと、被告は「(妻子に)生活費をいくらか渡してあげたかった」「頭にきていた」などと述べた。
情状証人として証言台に立ったのは、被告の母親と、何と被害者である当の友人だった。