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【法廷から】浪費の末…名家夫人の安易な犯罪 (1/2ページ)

2007.11.15 12:03
このニュースのトピックス法廷から

 伝統に彩られた名家の夫人が犯罪に手を染めたきっかけは、自身の物欲に負け、浪費を続ける。その結果、借金を重ねて、返済に困り果てる…というあまりに安易なものだった。

 偽造の運転免許証を使用して携帯電話を購入したとして、偽造有印公文書行使や詐欺などの罪に問われた東儀真由美被告(45)の初公判が14日、東京地裁(小池勝雅裁判長)で開かれた。

 名字を見てピンと来る読者もいるだろう。真由美被告の夫は、皇室の伝統文化としておよそ1000年にわたり継承されてきた雅楽の演奏家、東儀雅季(まさすえ)氏。雅季氏は皇室行事などで演奏を行う宮内庁楽部に所属する。先祖も代々皇室に仕え、演奏を披露してきたという。いわば日本の伝統を今に伝える名家の出身だ。真由美被告は保育士を経て昭和61年に雅季氏と結婚。その後は専業主婦として3人の子宝に恵まれ、幸福な生活を続けていたかにみえた。

 だが、検察側は冒頭陳述で、真由美被告が生活に困っていたことを明らかにした。自身の洋服代などで浪費を重ねた末、消費者金融で借金をするまで追い込まれた。通っていたエステ店の経営者に仲介してもらい、ローンで安く購入したパソコンを転売して利益を得ることで、厳しい懐事情をしのいだ。

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