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「弟の生きた証を残したい」 判決前に兄語る (1/2ページ)
このニュースのトピックス:刑事裁判
堺市南区で6月、オートバイに乗った大阪府河南町の専門学校生、山本孝治さん=当時(19)=が、路上でカーチェイスを挑む“走り屋”を自称する男の車に衝突され死亡した事故があり、危険運転致死罪に問われた同区の会社員、東野浩被告(33)への判決が8日、大阪地裁堺支部で言い渡される。「将来は車の整備士になる」と熱っぽく夢を語っていたという孝治さん。判決を前に孝治さんの兄、哲也さん(22)らが無念の思いを胸に集めた厳罰を求める署名は3万人分を超えた。
「小さいころから車が大好きで、来春には整備工場で働くことも決まっていた」。孝治さんは高校卒業後、自動車整備の専門学校に入学。整備士を目指し、勉強に励んでいた矢先の事故だった。
事故が起きたのは6月30日夕。孝治さんはオートバイで現場の府道を走行中、東野被告の車と衝突し転倒、全身を強打し死亡した。
大阪府警によると、東野被告は路上で勝手に相手を見つけ、カーチェイスを挑む“走り屋”を自称。車高などを改造した乗用車を乗り回していた。事件当時は時速約130キロで走行。約2キロにわたり孝治さんと並走し、幅寄せをしたり追尾してあおっていたという。
「相手が挑戦しているように感じ、痛い目に遭わせてやろうと思ってハンドルを切ってぶつけた」。逮捕後の調べにこう供述した東野被告。泉北署は明確な殺意があったと判断し、殺人容疑に切り替えて送検したが、東野被告はその後「故意に当ててはいない」と供述を一転させ、危険運転致死罪で起訴された。
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