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【法廷から】「風俗嬢の自分探し」再出発うながす裁判官、検察官、弁護人 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
「あなたの生活が自堕落だから、お兄さんたちとも疎遠になったのではないですか」
裁判長は、女性被告(40)に向かって、優しい声で、しかし厳しい質問を投げかけた。被告はすすり泣きながら、小さくうなずいた。
6日、東京地裁で開かれた詐欺未遂事件などの初公判。法廷には、罪を裁いている雰囲気はなかった。むしろ、1人の人間を立ち直らせるため、裁判官、検察官までもがアドバイスし、知恵を出し合っているように感じられた。
起訴状などによると、被告は9月、東京都新宿区の郵便局で、他人になりすまして貯金口座を開設しようとした。提示したニセの健康保険証を見破られ、警察に通報されて逮捕された。口座は、転売目的の携帯電話の契約に使うつもりだった。
被告が犯罪に足を踏み入れたきっかけは、友人の借金。被告は夏ごろ、友人の女性が暴力団に作った借金を、懇願されて肩代わりしたという。支払いに困っているとき、知り合いの男から携帯電話の契約詐欺グループに誘われた。