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渋谷の妹バラバラ事件、冒頭陳述要旨「お前が生意気を言うからだ。何、調子こいてんだ」 (1/5ページ)

2007.7.31 11:52
このニュースのトピックス渋谷の妹バラバラ殺人

 検察側が初公判で朗読した冒頭陳述の要旨は次の通り。

 罪状 殺人・死体損壊

 被告人 武藤勇貴

 

【被告人の経歴】

 被告人は、昭和60年、武藤家の二男として東京都内で出生した。平成16年3月、私立高校を卒業した後、歯科医師を目指し大学歯学部への進学を望み、事件当時、4度目の受験を目指して予備校に通うなどしていた。被告人は、両親と長男、事件の被害者である妹の5人家族で生活していた。

 

【被害者の経歴】

 被害者は、昭和61年、被告人の妹として出生した。被害者は、幼いころから不満があればそれをはっきりロにするようなところがあり、中学生のころから両親に対して些細(ささい)なことにも反抗的な言動を示すようになった。高校3年生だった平成16年12月ごろから翌17年5月ごろまで家出をするなどしたこともあった。

 しかし、被害者は、短大進学後、女優を目指すことになり、演技のレッスンなどを受けるなど充実した生活をおくるようになり、友人たちにもそれまでとは違った明るい表情を見せるようになるなど、将来に向かって希望を持って生活していた。

 

【犯行に至る経緯】

 被告人は、兄や被害者である妹と違って比較的おっとりとした性格で、幼いころから、兄とはもちろん被害者とも比較的艮好な関係を持っていた。しかし、被害者が中学生のころから被告人の尊敬してやまない両親に対して反抗的な言動をするようになったのを目にし、次第に被害者に対する憎悪感を抱くようになっていった。

 

【犯行の状況】

 平成18年12月30日、母親と長男は、帰省し、父親も仕事で外出していたため、被告人は、被害者と2人だけで自宅にいた。その日の午後3時ごろ、被告人は、自宅3階の自室を出て自宅2階の居間に行ったところ、テレビを見ていた被害者から「勇君は、自分が勉強しないから成績が悪いと言っているけれど、本当は分からないね」などといわれた。

 被告人は、このときの被害者からの言葉を、「お前はいくら勉強したって無駄だよ」と言われているものと受け取った。被告人は、成績の振るわない被告人の受験姿を見た両親から歯学部以外の学部を受験することや専門学校への進学を勧められたものの、あくまでも歯科医師になりたいとの希望を持って4度目の歯学部受験を間近に控えていた。合格しなければならないという相当なプレッシャーを感じる一方、勉学に集中できず、成績が上がらないことに悩んでいた。

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