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事件
「原発審査、3年では無理」規制委員長 政権方針と齟齬
2013.1.9 21:06
[原発]
原子力規制委員会の田中俊一委員長は9日の定例会見で、安倍政権が3年間で全原発(50基)の再稼働の可否を判断するという方針について、「全部が3年でやれるとは思えない」と述べ、安全審査に時間がかかるとの見通しを示した。規制委の審査の進(しん)捗(ちょく)次第で、政権方針は転換を迫られることになる。
規制委は7月までに原発の新しい安全基準を策定。その後、事業者からの申請を受けて、安全審査に取りかかる。政府は規制委の審査を経て、再稼働の可否を判断するという流れだ。
田中委員長は会見で「申請が出てから、(審査は)早くても原発1基に半年から1年はかかる。3年で50基をやるのは常識的に考えて難しい」と話した。
また、事業者は新安全基準の策定後、新基準に適合するように原子炉など施設を改修しなければならない。新基準は耐震性の向上のほかテロ対策まで踏み込む予定で、改修に数年以上かかるところも出てくるとみられる。
一方、田中委員長は日本原燃の使用済み燃料再処理工場(青森県六ケ所村)にも言及。原発以外の核関連施設の安全基準を12月までにまとめることを明らかにした上で、10月の完成を目指す再処理工場については「すぐに結論が出る形ではない」と稼働が遅れる可能性を示した。
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