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事件
海保巡視船の約2割が耐用年数超え 尖閣対応に退役延長でしのぐ
2013.1.9 21:09
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海上保安庁が保有する全巡視船艇357隻のうち、昨年11月末時点で約2割に当たる74隻が耐用年数を超えていることが9日、分かった。ただ、国の厳しい財政事情下で新船艇の建造も追いついていない。沖縄県の尖閣諸島での中国公船への対応もあり、海保は当面は退役の延長という苦肉の策で窮状をしのぐ方針だ。
海保の巡視船艇の耐用年数は約20~25年。巡視船艇は、領海や漁業権益が認められる海域が延びた昭和50年代に集中的に建造されている。海保幹部は「建造が集中したということは、裏を返せば老朽化も集中してやってくるということ。高度経済成長期に造られた高速道路や橋といったインフラと同じだ」と説明する。
海保ではこうした状況を打開しようと、平成18年度から巡視船艇の緊急整備に着手。118隻の巡視船艇と33機の航空機を新たに建造する計画を立てた。24年度当初までに予算措置が取られたのは巡視船艇でその約8割に当たる99隻、航空機も約9割の30機に達する。
しかし、整備はあくまでも緊急措置で、既存船艇の老朽化は日々進行。耐用年数をすでに超えている巡視船艇は全体の約2割に達し、1千トン級の大型巡視船では51隻のうち16隻にも上るという。
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