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尼崎火事 燃え続ける火に住民ら眠れぬ夜
このニュースのトピックス:火災・爆発・放火
「ショックで何も考えられない」。8日夜から9日未明にかけて49軒が全焼した兵庫県尼崎市の商店街火災。焼け出された商店街や付近住民約40人は現場から北約50メートルの北園田町会会館に避難し一晩中、燃え続ける火に不安を抱えたまま、眠れぬ夜を過ごした。会館には未明にも多くの人が慌ただしく出入りし、互いの無事を確認して涙を流し、抱き合う人たちもいた。
9日早朝には、市や町内会がおにぎりやみそ汁などの炊き出しを行ったが、火事のショックからか手をつけられない住民も多かったという。火が収まった後、自宅の様子を確認に向かい、がっくりと肩を落とす姿もみられた。
避難者の無職、勝本孝子さん(75)は「一晩中寝られなかった。避難者同士で励まし合ったが、今後のことはまだ考えられない」とぼう然とした様子。
火は瞬く間に商店街をのみ込み、住民の大半は逃げるのが精いっぱいだったという。無職の岡三郎さん(86)は「40年以上住み続けていた家が全焼した。補聴器を外していたので、妻が非常ベルが鳴っていることを教えてくれなければ、助からなかったかもしれない…」と青ざめた表情を浮かべる。
会館で避難者を支援している同市北園田町の町内会役員の池内きぬ江さん(59)は「多くの避難者は何も持ってこないまま逃げてきたようだ」と住民の今後について心配そうに話した。
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