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「最期の場所残して」 福知山脱線事故、現場の車両痕跡を掘り起こしへ
このニュースのトピックス:鉄道事故
平成17年4月のJR福知山線脱線事故で、JR西日本が、脱線した快速電車が線路脇を通った痕跡があった場所に設置した作業員用通路やフェンスの一部を撤去することが4日、わかった。遺族からの「家族が最期に通った場所を残してほしい」との要望に応えたもので、同日の終電後、撤去工事を開始する。
痕跡は、快速電車が激突したマンションの約20メートル手前のアスファルト上に、長さ約5メートルにわたって残った。脱線後に車輪や車体が接触した際、刻まれたとみられる。
事故後、JR西は事故現場の線路沿いに仮設フェンスを設置。昨年10月には、作業員の線路巡回用として幅約50センチの通路を整備したため、痕跡はコンクリートに覆われた。
今年9月、一部の遺族から「事故を風化させないためにも、痕跡を埋めたままにしないでほしい」などという訴えがあり、JR西は「事故現場保全の配慮が足りなかった」として、再び通路のアスファルトを掘り起こして痕跡を残すことを決めた。
事故現場については、遺族や負傷者の間で保存や解体をめぐってさまざまな意見が出ており、JR西は、電車が激突したマンションなどを含めて事故当時のままの状態に留めている。
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