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JR福知山線脱線事故被害者、PTSDの半数が鬱病も併発

2008.11.21 00:44
このニュースのトピックスメンタルヘルス

 平成17年4月に起きたJR福知山線脱線事故の負傷者のうち、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した被害者が鬱病(うつびょう)も併発する可能性が高いことが、兵庫県こころのケアセンター(神戸市)のまとめで20日分かった。

 センターで20日開かれたシンポジウムで、主任研究員の内海千種さんらが公表した。内海さんらは、1両目から7両目に乗っていた負傷者42人(男性15人、女性27人)を対象に、事故後1年半から3カ年計画で面接調査を実施。今回の調査は事故2年半の19年10月から行った。

 その結果によると、42人のうち15人が、事故の記憶が何度もよみがえるなどのPTSDとみられる症状があった。その半数以上の8人に鬱病の症状もみられたという。一方、PTSDの症状がなく、鬱病の症状がみられたのは3人だった。

 また併発した負傷者は身体面の不調のほか、仕事や人間関係に支障を訴えるなど、「生活の質」の低下も目立ったという。

 今後、併発の因果関係が分析されるが、内海さんは「大事故によって、PTSDと精神疾患が併発する可能性が高いことが分かった。中長期的に、幅広いケアが必要」と話した。

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