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鳥インフル怖い でも「飢え」心配 渡り鳥、広がる餌付け中止 東北地方 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
青森、秋田県境の十和田湖畔で今年4月、ハクチョウから強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことをきっかけに、東北地方の渡り鳥の飛来地で鳥インフルエンザの感染を懸念し、飛来するハクチョウなどへの餌付けを禁止する動きが広がっている。飛来地では観光客の姿が消え、代わりに立ち入り禁止の柵や靴の裏を消毒するマットが設けられた。専門家は、餌付けをやめれば野鳥が分散して、大量感染のリスクが減るとして効果を認めるが、長年餌付けを行ってきた市民団体には戸惑いが広がっている。(田中幸美)
4月にハクチョウへの感染が発覚した秋田県は、数回にわたり全市町村に餌付け自粛を求める通知を出した。養鶏農家200戸を擁する同県は、有名な比内地鶏の産地。県自然保護課は「家禽(かきん)への伝染を予防するのが第一」と話す。青森、岩手、宮城の3県も飛来地の市町村に同様の要請をした。
毎年1000羽が飛来する福島市の阿武隈川沿いにある「あぶくま親水公園」。これまで、冬場の観光資源にしようと同市は、餌付けとエサの受け入れを奨励してきたが、今年は一転。川辺に青いシートを設置して立ち入りを制限している。30年前から餌付けをしてきたという近所の主婦(65)は「今年だけやらなかったらカモが飢えてしまうのでは」と心配顔だ。
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