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運転手不足、進む高齢化 タクシー事故急増 (1/2ページ)

2008.7.20 00:10

 東京都内でタクシーがからむ人身事故が急増している。今年5月末までに起きた事故は約3600件と、前年同期比で130件増えた。平成12年に約8000件を記録してから減少傾向だったが、今年に入って増加に転じた。背景にはタクシーの台数増による慢性的な客取り合戦に加え、運転手の高齢化の進行があるとみられ、警視庁は業界団体に事故防止対策の強化を呼びかけるなど、異例の厳しい態度で臨んでいる。

 14年の規制緩和によって、都内の法人タクシーの台数は5000台以上増加した。しかし、客取りは厳しくなり、深夜早朝の勤務や賃金の安さなど労働環境の過酷さから運転手の確保は難しくなっている。

 こうした状況を反映してか、今年に入ってタクシーが関係した事故が増加。18日現在の死亡事故の発生件数は9件と、昨年同期より2件増えた。そのほとんどが客を乗せていない時の事故で、客を取ろうと歩道を見ながら運転したり、客を取るためにタクシー乗り場に戻ろうと急いだりしているときが多いという。

 さらに、人手不足から、運転手の高齢化も進む。

 「求人は増えたけれど、若い人はタクシー運転手にはならない。この業界では50代でも若手。高齢化は進む一方ですよ」とため息をつくのは、都内の50代の男性運転手。東京地区(23区と武蔵野・三鷹両市)の運転手の平均年齢は法人タクシー56・4歳、個人タクシー61・6歳。高齢の運転手をパートで雇う会社も増えている。

 業界団体「東京乗用旅客自動車協会」は、「各社とも大変な思いで運転手を確保しているが、高齢化しているのは事実」と明かす。

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