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下北半島に「未知の活断層」? 専門家と事業者で議論平行線 (1/2ページ)

2008.7.4 22:43
このニュースのトピックス地震

 岩手・宮城内陸地震は5日で発生から3週間。地震を引き起こした断層が未知だったとされるなか、青森・下北半島の原発関連施設周辺に未発見の活断層がある可能性を指摘する専門家の意見が相次ぎ、事業者が「活断層の評価は厳しく行った。安全性に問題はない」と反論している。「未知の活断層」をめぐる主張は平行線のままで、活断層評価の難しさを改めて浮き彫りにしている。

 試運転中の使用済み核燃料再処理工場がある青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設。渡辺満久東洋大教授(地形学)は、この直下に、未発見だった長さ15キロ以上の活断層がある可能性が高いと、5月、学会で発表した。沿岸部海域の「大陸棚外縁断層」とつながっている可能性もあり、その場合、断層の長さは計約100キロに達し、マグニチュード(M)8級の地震が起きる恐れがあるといい、「耐震性を再検証すべきだ」としている。

 5月に着工した青森県大間町の電源開発(Jパワー)の大間原発。この周辺でも未知の海底断層の可能性が指摘される。

 「原発周辺の津軽海峡の底に長大な活断層が存在する可能性を否定できない」

。先月11日の国の原子力安全委員会で、中田高広島工業大教授(地形学)は、こう見解を示した。

 原発敷地付近は、南10キロの佐井村に比べ、12万5000年前の段丘で約30メートル、20万年前の段丘で約50メートル高くなっていたといい、中田教授は「最近の地震隆起を示す地形で、原発のある北側が顕著だ」とする。

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