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【岩手・宮城内陸地震】国交省「TEC−FORCE」が初出動
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岩手・宮城内陸地震で、国土交通省が派遣した緊急災害対策派遣隊(TEC−FORCE)が被災状況の調査や道路の復旧工事、「土砂ダム」対応などで地元自治体をサポートしている。土木や河川などの専門職員で構成する同隊は今年5月に発足したばかり。国交省はこれまでも被災地に職員を派遣してきたが、培った災害対応のノウハウを一過性にとどめず、蓄積して広く他の災害にいかしていこうと制度化した。今回はその最初の取り組みになっている。
「被害状況は中越地震と似ていた。これまでの震災の経験をかなりいかすことができた」。TEC−FORCEとして約70人の職員を現地に派遣した北陸地方整備局(新潟)はこう話す。新潟県中越地震、新潟県中越沖地震、能登半島沖地震と三度の地震に対応した同整備局だけに、意識は高い。
特に「土砂ダム」では、中越地震で復旧工事を担当した職員らが技術指導し、同整備局が所有するポンプ車を使うなど迅速に対応した。「災害は場所を選ばない。培った技術を一地域にとどめず新たな災害に反映させることが重要。TEC−FORCEの意義もそこにある」と同整備局の山口真司企画調査官は話す。
隊員は本省や各地方整備局、気象庁や国土技術政策総合研究所の職員など計約2500人。うち岩手・宮城内陸地震には約400人が出動した。「土砂ダム」対応のほか、道路や橋梁(きょうりょう)の復旧工事指導、地震断層や被災状況調査など13班に分かれて地元をサポートした。「1日も早い復興支援がTEC−FORCEの使命」と本省防災課。今回の地震で新たに培ったノウハウをさらに隊員間で共有し技術的な訓練も行って、大規模災害に見舞われた自治体をサポートする“プロ集団”に育成していく方針という。

