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公立小中学校、耐震化率は62.3% 文科省調査
全国の公立小中学校の校舎や体育館約12万7000棟のうち、現行の耐震基準の適用前に建てられ、未改修の建物が約4万3000棟(33.9%)あり、このうち約1万棟(8.4%)は震度6強で倒壊する危険性が高いことが20日、文部科学省の調査で分かった。危険な校舎などは大阪府や埼玉県、東京都など都市部に目立っている。
市町村の耐震化事業が全国で進められているが、耐震化率は62.3%で前年より3.7ポイントの改善にとどまった。文科省は同日、都道府県教委の担当者を集めて取り組みを急ぐよう求めた。
今年4月1日時点の調査結果では、昭和57年以降に建てられ現行の耐震基準を満たす建物は約4万9000棟(38.4%)で、改修済みを含む耐震性が確認されたものは約3万棟(23.9%)。
文科省が構造耐震指標(Is値)0.3未満の「大規模地震で倒壊などの危険性が高い」と判定した約1万棟については都道府県内訳も初めて公表。大阪府の1045棟が最多で、北海道(605棟)▽埼玉(524棟)▽新潟(496棟)▽福岡(467棟)−の順。最少は沖縄の29棟と地域差が目立つ。
自治体が耐震診断を実施していない建物は、前年より2.8ポイント減って3.8%だった。
耐震化率は神奈川県がトップで90.4%。以下、三重(86.5%)▽静岡(86.4%)▽宮城(85.5%)▽愛知(81.7%)−で、東海地震の防災対策強化地域を中心に高くなっている。低いのは長崎(39.0%)▽山口(46.1%)▽茨城(46.5%)▽徳島(48.2%)▽北海道(48.4%)。
耐震化率、診断率とも財政難の自治体が多い道府県が低くなっている。
学校ごとの耐震診断結果を公表した自治体は51.8%で、昨年より29.6ポイント増だった。文科省では、18年分から耐震改修数などを公表したことで、関心が高まったためとみている。
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