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キュピ〜ン!わんこ&にゃんこの異常行動で地震予知?
■関西の産学官が拠点 09年にも2府6県でスタート
ペットのイヌやネコの異常行動を市民からリアルタイムで集め地震予知につなげる試みが、早ければ2009年にも関西の最大2府6県でスタートする見通しになった。関西の経済界と大学が、専門の情報拠点を共同で設立し、市民からの携帯電話メールでペットの異常行動情報を収集。報告が時間的・地域的に集中した場合、インターネットなどを通じて告知し地震発生に対する注意を促す。地震発生直前に動物が異常行動を取る多くの例が報告されているが、広域的な情報収集で事前警報を出す大規模システムは国内初だ。
プロジェクトの推進主体は、関西経済同友会や大学など関西の産学官で構成する科学技術振興組織「関西サイエンス・フォーラム」(会長・秋山喜久関西電力相談役)。情報収集の専門組織「地震宏観情報センター」(仮称)を設立し活動の拠点とする。情報センターの規模や組織形態などの詳細は今後詰めるが、関西電力や大阪ガスなど関西の主要企業を中心に資金を拠出。国にも09年度予算で研究支援を求める方向で検討を進めている。
ペットの異常行動情報収集の対象地域は、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県だが、三重県、徳島県にも拡大する方向だ。対象地域の住民に、ペットのイヌがほえ続けたり床をかきむしるなどの異常行動を取った場合に、携帯電話のメールで動画や写真、テキストなどの報告を寄せてもらうよう呼びかける。
集まった情報はセンターのコンピューターに蓄積して分析。短い時間の間に大量の報告が集まったり報告が一定地域に集中した場合には、インターネットなどで情報を告知する。ただ、実際に地震が発生する可能性については言及しない方針だ。
これに続き、異常行動を監視する対象をイヌやネコから魚類に広げ、関西地域の水族館や動物園、水産関係団体などを対象にした情報ネットワークづくりを進める計画だ。情報センターでは、動物の異常行動のほか、電磁波や気象の異常についても情報を収集する。
関西サイエンス・フォーラムは、1995年の阪神・淡路大震災を機に動物の地震予知能力に関する研究を続けており、これまで調査したイヌの約2割、ネコの約3割が同震災の直前に異常行動を取ったという。