MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース: 事件 犯罪・疑惑事故・災害裁判写真RSS feed

「余震が恐い」疲れきった野宿の住民 雨中の野戦病院 「有毒物質発生」…飛び交うデマ

2008.5.13 22:14
 四川省綿陽市北川県で、避難用のバスを待つ住民ら=13日(共同) 四川省綿陽市北川県で、避難用のバスを待つ住民ら=13日(共同)

 【四川省綿陽市北川県(中国中西部)=野口東秀】四川省●川(ぶんせん)を震源地とする四川大地震。省都・成都の北東約100キロに位置する綿陽市では、街全体が“野戦病院”のようになっている。数万人とも十数万人ともみられる住民が余震を恐れ、野宿をしている。路上では、雨にうたれた高齢者や乳飲み子を抱えた母親といった「災害弱者」が目を真っ赤にしていた。

 「とにかくこの子が病気になるのが怖い。病院はけが人でいっぱいのはずだから」。まだ赤ん坊の子供を抱えた母親はそう話した。「雨が降り出したので、家に戻ってコートを取りに行くつもりだが、余震が怖いけど」

 路上のどの顔も疲れ切っていた。だれもが「眠ることができなかった」と口をそろえる。ガソリンスタンドの屋根の下、公園、政府機関、レストランや店舗の軒下、駅前広場…。どこも住民でひしめき合っていた。郊外でもビニールシートをテントのように広げたり、雨になすすべがなく、傘だけで過ごしている子供たちも多い。

 綿陽市だけで約7千人以上が死亡、同市北川県で建物の8割が倒壊と国営新華社通信は伝えた。繁華街のビルの外壁やガラスは崩れ落ち、被災者が破片でけがをしたのか、歩道には、血の跡が残る。「いつになったら家で寝れるの」。路上でシートを広げていた高齢者の横で5歳の女の子は、そう尋ねていた。

 道路の寸断で徒歩で向かっている救助隊もいる。住民たちの間で「有毒物質が発生した」「○時に余震がある」などと、デマも多く飛び交っていた。

(●はサンズイに文)

このニュースの写真

 四川省綿陽市北川県で、避難用のバスを待つ住民ら=13日(共同)
 四川省綿陽市の北川県へ通じる道路に落ちた巨大な岩=13日(共同)
 四川省綿陽市北川県で親類の安否を確かめるため中心部までたどり着き、倒壊現場のすさまじさに涙ぐむ女性(右から2人目)ら=13日(共同)
12日、四川省都江堰市で、地震のため倒壊した中学校から救出され、苦痛に顔をゆがめる負傷者(ロイター)
四川省綿陽市北川県で、泣きながら避難する住民ら=13日午前(共同)
12日、四川省都江堰市の中学校で、地震のため倒壊した建物から救出される負傷者(ロイター)
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。