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震源地にパンダ保護区「連絡取れず」 友好の使者の安否は 中国・四川大地震 (1/2ページ)

2008.5.13 21:34
このニュースのトピックス四川大地震
 四川省綿陽市の北川県へ通じる道路に落ちた巨大な岩=13日(共同) 四川省綿陽市の北川県へ通じる道路に落ちた巨大な岩=13日(共同)

 中国・四川大地震で、震源地に近い臥龍自然保護区にある「臥龍パンダ保護研究センター」と連絡がとれず、飼育されているパンダの生存が確認できていない。胡錦濤中国国家主席が、日本に2頭の貸与を表明しているが、ワシントン条約で取引が規制される希少動物だけに、被害があれば計画に影響を及ぼしかねない。“日中友好の使者”の安否に、国内の関係者は気をもんでいる。(北京・川越一、国府田英之)

【フォト特集】中国・四川省大地震

 中国中央テレビ(CCTV)によると、中国国家林業局が13日、四川省にある3つのパンダ飼育センターのうち、「成都パンダ繁育基地」の46頭と、「雅安自然保護区」の22頭の無事を確認した。だが、震源地のアバ・チベット族自治州●川県にある「臥龍パンダ保護研究センター」とは地震後、電話回線がつながらず連絡が途絶えたまま。同センターでは64頭のパンダを飼育し、自然保護区内には約150頭の野生のパンダが生息するとされる。同自治州へ通じる道路、通信網は寸断され、被災状況はほとんど伝えられていない。

 中国に滞在中の日本パンダ保護協会(東京都)の斉鳴事務局長によると、同センターではパンダのおりの周囲に深い溝が掘られているため、地震でさくが壊れても、おりの外に逃げ出すのは難しい。飼育員がいなければエサの供給は途絶えてしまうという。「研究センターの関係者に30分おきに電話をしているが、回線がつながらず職員の安否すら分からない。震源地に近いから被害はひどいはず」

。斉鳴事務局長は、パンダが“孤立”しかねない状況に不安を募らせる。

 北京大パンダ野生動物保護センターの女性研究員は「臥龍以外でもパンダは飼育されているので、省内のパンダが全滅することはない」とも。裏を返せば、臥龍のパンダは全滅している恐れがあるとも受け取れる発言だ。

このニュースの写真

 四川省綿陽市の北川県へ通じる道路に落ちた巨大な岩=13日(共同)
 四川省綿陽市北川県で、避難用のバスを待つ住民ら=13日(共同)
 地震による建物崩壊で負傷し、手当を待ちながら涙を流す小学生=12日、重慶市内(ロイター)
四川省綿陽市北川県で、泣きながら避難する住民ら=13日午前(共同)
 四川省綿陽市北川県で親類の安否を確かめるため中心部までたどり着き、倒壊現場のすさまじさに涙ぐむ女性(右から2人目)ら=13日(共同)
四川省綿陽市で、地震の余震を恐れ屋外で寝る人たち=13日未明(共同)
大地震に見舞われた重慶市で、広場に避難した大勢の学生ら=13日(ロイター)
13日、中国甘粛省隴南市で、路上にベッドを出して休む地震でけがをした人たち(新華社=共同)
12日、地震に見舞われた四川省都江堰市で、病院の外に設けられた避難所で患者の世話をする人たち(AP)
12日、四川省成都市で、地震後に設けられた臨時の救護所に病院から避難した患者ら(AP)
四川省都江堰市の地震で倒壊した中学校で、負傷者の手当をする人たち(ロイター)
四川省都江堰市の中学校で、地震のため倒壊した建物から運び出される負傷者(ロイター)
12日の夜を迎えた、中国を襲った大地震で崩れた学校の現場=四川省重慶(ロイター)
四川省綿陽市で、地震の余震を恐れ路上で一夜を明かした人たち=13日朝(共同)
四川省綿陽市で、地震の余震を恐れ屋外で寝る人たち=13日未明(共同)
12日、四川省成都市で、地震後に設けられた臨時の救護所に病院から避難した患者ら(AP)
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