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援助、現地入りできず 民間の救助犬、医療…「断り」 中国・四川大地震

2008.5.13 21:34
12日、四川省都江堰市で、地震のため倒壊した中学校から救出され、苦痛に顔をゆがめる負傷者(ロイター)12日、四川省都江堰市で、地震のため倒壊した中学校から救出され、苦痛に顔をゆがめる負傷者(ロイター)

 災害地で緊急支援を行う日本国内の民間団体は、四川大地震の情報収集を本格化させたが、中国政府から支援を断られるケースも出ている。被災状況を把握できない段階で中国が支援を受け入れていないためだ。

 災害救助犬を派遣するNPO法人(特定非営利活動法人)「日本レスキュー協会」(兵庫県)は13日、中国の大阪総領事館を通じ、救助犬4頭とトレーナー4人を派遣する意向を伝えた。しかし、中国側から「自国の人間が現地に入れないのに、外国からの援助は受け入れられない」と断られたという。

 生き埋めになった人の生存率は被災後48〜72時間で大幅に低下するといい、協会は早急な派遣を申し出ていたが、2回にわたり断りの電話があった。協会は「飛行時間や犬の検疫、現地での移動時間などを考えると、13日中の出発がぎりぎり」と唇をかむ。

 国際医療ボランティアを行うNPO法人「AMDA」(岡山市)も、「現地の知り合いを通じて情報収集をしている状態だが、外国人の受け入れは難しいだろう」と日本からの派遣の可能性には否定的。現地からは「山中は豪雨で、人民解放軍が食糧支援をしようとしても身動きが取れない」「通信と交通インフラは壊滅」などの情報が寄せられている。担当者は「中国は五輪を控え、威信にかけても自国で復旧をしようと考えているだろう」と話している。

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12日、四川省都江堰市で、地震のため倒壊した中学校から救出され、苦痛に顔をゆがめる負傷者(ロイター)
12日、四川省都江堰市の中学校で、地震のため倒壊した建物から救出される負傷者(ロイター)
四川省綿陽市北川県で、泣きながら避難する住民ら=13日午前(共同)
 四川省綿陽市北川県で親類の安否を確かめるため中心部までたどり着き、倒壊現場のすさまじさに涙ぐむ女性(右から2人目)ら=13日(共同)
 四川省綿陽市の北川県へ通じる道路に落ちた巨大な岩=13日(共同)
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