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酒類提供罪 全国最初の初公判 遺族ら「最初で最後の公判にして」 埼玉
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今年2月に埼玉県熊谷市で起きた9人死傷事故に絡み、危険運転致死傷罪で起訴された元運転手、玉川清被告(32)に酒を提供したとして、道交法違反(酒類提供)の罪に問われた同市小泉の飲食店経営、大久保博明被告(45)の初公判が12日、さいたま地裁(西野牧子裁判官)で開かれ、大久保被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。昨年9月施行の改正道交法に盛り込まれた酒類提供罪での公判は全国初。
冒頭陳述などによると、大久保被告は2月17日、経営する飲食店で、飲酒運転で帰ることを知りながら玉川被告ら客7人にビールや焼酎など約40杯(代金1万5000円)を出した。また、19年2月からの1年間で24回、車で来た玉川被告らに酒を出していた。
玉川被告はビールやウーロンハイを9杯飲んだ後、同日午後7時半ごろ、同市佐谷田の市道で、時速100キロ以上を出し乗用車を運転し、軽乗用車など2台に衝突。軽乗用車の小沢義政さん=当時(56)、雅江さん=同(56)=夫妻を死亡させ、6人に重軽傷を負わせた。
公判後、小沢さん夫妻の長男の克則さん(31)とその妻の樹里さん(27)が会見し、「酒類提供罪の裁判は最初で最後にしてほしい。車で来た人には、店が酒を断れる制度になって」と飲酒運転撲滅を訴えた。
また、熊谷署は12日、一緒に酒を飲んだ後に玉川被告の車に同乗していた同僚の43歳と45歳の男2人を道交法違反(飲酒運転同乗)の疑いで書類送検した。