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「辛くても先に何かある」JR福知山線事故被害者・山下さん 東京で講演 (2/2ページ)
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別れも経験した。当時付き合っていた女性は大学が終わるたびに見舞いに来てくれた。だが、自分のことで精いっぱいで彼女に辛く当たった。しばらくして別れを告げられた。だが退院後も友人として付き合いは続いている。
「事故の悲惨さより、頑張ってきたことを伝えたい。苦しんだり悩んでいる人の気持ちが少しでも変われば」と山下さんは話す。「(JRへの)怒りはもう通り越している。それを誰かにぶつけるより、自分の力に変えて、他の人を励ましたい」とも。
「私もあんな風に頑張れるかな、と前向きになれた」「私は前に心の交通事故にあって、鬱病(うつびょう)になった。自分より周りがつらかっただろうから、今度は自分が支えになっていきたいと思った」。講演後の生徒たちの目は真剣だった。(田中佐和)
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山下さんは今月21日、『18歳の生存者−JR福知山線事故、被害者大学生の1000日−』を双葉社から出版する。

