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「辛くても先に何かある」JR福知山線事故被害者・山下さん 東京で講演 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ラグビー
「どんなにつらいことがあっても、その先には何かが…」。107人が死亡した平成17年4月のJR福知山線脱線事故で、両足に重い障害を負った近畿大法学部3年、山下亮輔さん(21)が15日、不登校などさまざまな問題を経験した子供を支援するフリースクール「東京国際学園」高等部(東京都渋谷区)で講演した。山下さんの壮絶な体験を生徒らは真剣なまなざしで聞き入った。
事故は山下さんの日常を奪った。マンション駐車場に激突した先頭車両から、発生の18時間後に救出された。痛みや息苦しさ、恐怖感…。生死が交錯する長い時間の後、救出された山下さんは両足の筋肉が壊死(えし)する「クラッシュ症候群」と診断された。
壊死した部分から毒素が体中に回り、高熱が半年間続いた。高校時代はラグビー部の副主将。痛みと自由のきかない体が山下さんを苦しめた。両足切断の危機。だが、家族が医師と話し合い、切断はせずに厳しいリハビリの道を選ぶことになった。
10カ月の入院を経て、ついに足に付ける装具とつえを使って歩けるようになった。足の筋肉はかなり欠損しており、これ以上の回復は難しいというが、訓練を重ね、現在は自転車で通学している。

