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花が心を癒す 阪神大震災復興住宅でアートセラピー (1/2ページ)
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阪神大震災の被災者が住む復興住宅の高齢化が進む中、芸術に取り組むことで入居高齢者の心のケアをはかる「アートセラピー」が注目されている。NPO法人「こころアートコミュニケーション」=安田千寿子代表(66)=が兵庫県西宮市の復興住宅で昨年1年間実施、「前向きになることができた」などの声が寄せられた。安田代表は「創作活動は今の自分を知る作業。その過程で生きる喜びが沸いてくるのだろう」と話している。
アートセラピーは絵を描いたり、作品を作って自らを表現することで自身の現状を受け入れる心理療法。同NPOは震災後、画材道具を持って避難所を回り、ストレスの多い子供を中心に絵を通じ感情を表現させる活動を行った。
復興住宅でも活動しようと、県の助成を受けて昨年4月から1年間、同市西宮浜の復興住宅で講座を毎月1回開催。60歳以上の高齢者約20人を対象に、ビーズ制作やフラワーアレンジメントなどを行ってきた。
安田代表によると、当初は見本と同じ作品が多かったが、次第に個性が出始め、参加者同士がアドバイスをしあうなどコミュニケーションも始まった。講座は今月7日で終了したが、「震災で夫を亡くし、寂しさに耐えられなかったが前向きになれた」「積極的に外出できるようになった」との声が寄せられ、交流の場としての継続を望む声も多かったという。

