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父子を探し続ける漁師仲間 イージス艦事故から1カ月

2008.3.18 22:43
このニュースのトピックスイージス艦衝突事故
サバのみりん干しを作る漁協婦人部の人。事故直後は捜索に向かう漁師のため炊き出しを続けたが、前の日常に戻った=千葉県勝浦市川津サバのみりん干しを作る漁協婦人部の人。事故直後は捜索に向かう漁師のため炊き出しを続けたが、前の日常に戻った=千葉県勝浦市川津

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故から、あす19日で1カ月。清徳丸が所属し、事故後は報道陣などで騒然となった千葉県勝浦市の新勝浦市漁協川津支所は一見、事故前の平穏な日常を取り戻しつつある。しかし、漁師仲間は今も行方不明の吉清(きちせい)治夫さん(58)、哲大さん(23)父子の手掛かりを探している。漁師町が受けた深い傷はいまも癒えていない。

 「現場海域はやっぱり船の行き来が多い。船の大小に関係なく、事故が起きないよう注意するのが大事だ」

 吉清さん父子と同じマグロはえ縄漁に携わる惣新丸の渡辺五郎吉さん(68)は18日も清徳丸と同じように三宅島近くまで漁に出た。漁師仲間と船上で朝食を取るとき、「船頭(治夫さん)、哲ちゃん、食えよー」と言ってご飯を海に供えるという。

 キンメダイ漁に携わる別の漁師(73)は「事故があっていろいろ気をつけるようになった。緊張して操業しないと。慣れが一番おっかねえからな」。操業中は海面に注意して父子の手がかりを探す。

 漁から帰港した船をチェックする同漁協の用紙のリストには今も「清徳丸」の文字。漁協の男性職員(48)は「これを見るたびに2人のことを思ってしまう」と目を伏せた。

 4月の船舶・小型船舶操縦者法改正で救命胴衣の着用が義務化される。それを前に漁協の船団は救命胴衣着用を漁師に指示しており、「2人が着用していたらすぐに救助されたかもしれない」という思いを漁師仲間は共有している。

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サバのみりん干しを作る漁協婦人部の人。事故直後は捜索に向かう漁師のため炊き出しを続けたが、前の日常に戻った=千葉県勝浦市川津
漁船のチェックリスト。清徳丸の名前が残ったままになっている=18日、千葉県勝浦市の新勝浦市漁協」
吉清治夫さん(家族提供)
吉清哲大さん

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