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アスベストでの労災を認定 滑石の採掘経験した男性
長崎県西海市の滑石鉱山で働いた経験のある同市の男性が肺がんとなり、アスベスト(石綿)を吸ったことによる症状だとして労災認定されていたことが16日、分かった。男性は今年1月、肺がんで死亡した。
じん肺・アスベスト根絶三菱長船の会(藤原春光会長)によると、男性は昭和42年まで旧大瀬戸町(現西海市)の滑石の採掘現場で、削岩機やダイナマイトを使って作業していた。
平成10年ごろからせき、たんに悩まされ、13年と17年に肺がんの手術を受けた。19年2月にはアスベストを吸った際にみられる症状が見つかり4月に労災申請、12月に認められた。
滑石がある地層にはアスベスト成分を含む場合があるとされる。
藤原会長は、同鉱山でアスベストによる労災が認定されたのは初めてだとして「本人が自覚しない状態で吸ってしまった例がほかにある可能性もある。国は対策をとるべきだ」と話した。