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妊婦さんも胎児もシートベルト着用のほうが「死亡率低い」…産婦人科医団体「NGは誤解」

2008.3.10 10:13
このニュースのトピックス自動車事故

 「妊婦はしない方がいい」との誤解がある乗用車のシートベルトについて、日本産科婦人科学会などが、装着を推奨する見解を10日までにまとめた。

 妊婦とシートベルトをめぐる専門医の統一見解は初めてで、近く公表する医師向けの診療指針に盛り込む。

 装着の注意点は、ベルトが肩と腰の両方にかかり、おなかの膨らんだ部分(子宮)にかからないようにする−など。

 海外のデータではシートベルトをしない方が妊婦、胎児とも死亡率が高いことが示されており、警察庁も「非常に意義深い。警察も啓発に取り組みたい」と歓迎している。

 道路交通法はシートベルト装着を義務付けているが、妊婦については同法施行令に「健康保持上適当でない場合」は免除する規定がある。

 ■先進国の多くは「妊婦シートベルト」義務付け

 日本産科婦人科学会などの調べによると、先進国の多くは妊婦であってもシートベルト装着を明確に義務付けている。

 米国、カナダ、スウェーデンなど少なくとも12カ国は、一般の人と同様に着けなければならない。免除規定のある英国、ドイツなど5カ国でも、装着できないことを示す医師の診断書を持っていなければならないという。

 妊婦の交通事故に関する欧米の研究によると、事故での妊婦死亡の77%はベルトなしの状況で発生。事故で胎児が死亡する危険性は、ベルトなしだと4.1倍にはね上がるとの報告もある。

 警察庁交通企画課は道交法施行令の条文見直しには消極的だが「専門家集団が正しいベルト装着法を示してくれることで、指導はずっとやりやすくなる」と話している。

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