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【科学】竜巻注意報で被害を減らせ 気象庁、ほぼ全国をカバーも…的中率「わずか1割」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:天気・季節の話題
突然発生して大きな被害をもたらす竜巻。日本では比較的まれな現象だが、平成18年には計12人の犠牲者が出た。これを教訓に気象庁は今月26日から、発生の恐れをいち早く知らせる「竜巻注意情報」を発表する。予測精度には限界があるが、有効に利用すれば被害軽減に役立ちそうだ。(長内洋介)
■国内では年間17個
竜巻は、発達した積乱雲によって起きる非常に強い上昇気流の渦のこと。台風や寒冷前線などに伴い発生する。上空から垂れるように伸びる「漏斗雲」が特徴だ。
最高で時速100キロ近くの猛スピードで移動し、幅数十〜数百メートルの帯状に被害をもたらす。渦の向きは日本では上空から見て反時計回りが多いが、逆の場合もある。
竜巻の強さは、「ミスター・トルネード」と呼ばれた元シカゴ大教授の故・藤田哲也博士が考案した「藤田(F)スケール」という指標が世界的に使われる。6段階のうち、日本では上から3番目のF3が過去最高だ。
国内の竜巻は年間平均で約17個発生しており、沿岸部に多い。春先から増え始め、台風シーズンの9月が最多。平成に入ってから千葉県茂原市(2年)▽愛知県豊橋市(11年)▽北海道佐呂間町(18年)でF3が発生、多くの被害が出た。

