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当直士官が漁船団を把握 監視継続の指示怠る? イージス艦事故
このニュースのトピックス:イージス艦衝突事故
イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごの当直士官が、清徳丸を含む漁船団の存在について、交代前の当直士官から引き継ぎを受け、把握していたことが25日、第3管区海上保安本部の調べで分かった。
3管本部は衝突直前に交代した当直士官が、見張りや、艦橋と戦闘指揮所(CIC)のレーダー員らに、漁船団の接近を継続的に監視するよう指示せず、衝突1分前まで自動操舵(そうだ)による直進を続けた可能性があるとみている。
調べなどによると、あたごの当直は、艦長代わりの責任者である当直士官をはじめ艦橋に10人、CICに7人など計26人がいたが、衝突直前の19日午前4時までの約10分間で全員がそれぞれの持ち場で引き継ぎを済ませ、入れ替わった。
交代前の当直グループはレーダーや目視で、漁船団がいることを確認しており、前の当直士官も交代の際、衝突時の当直士官に引き継いでいたという。
衝突12分前に交代直後だった右舷の見張りが初めて清徳丸の灯火を視認したが、レーダー員や当直士官に伝達せず、3管本部の調べに「相手がよけると思った」という趣旨の供述をしていることが分かっている。
3管本部は、当直士官と見張り、レーダー員らがそれぞれ漁船団の接近を認識しながら、危険性についての判断を誤った可能性があるとみている。