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イージス事故で消極的情報開示に不信感 不明者親族ら
このニュースのトピックス:イージス艦衝突事故
海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、原因解明につながる情報開示に消極的な防衛省に批判が強まっている。23日からは海洋調査船による海中捜索も本格化、行方不明者の発見に全力を挙げるとしているが、親族らは強い不信感を抱えたままだ。
「情報隠しや情報操作、自己正当化はあってはならないこと」。22日の衆院安全保障委員会で、事故当事者としての責任に加え、情報開示の遅れや説明のまずさを突かれた石破茂防衛相は釈明を繰り返した。
事故が起きた19日、石破氏は夕方の自民党部会であたごの見張り員が漁船を見たのが2分前だったことなど、事故直前の様子を公表。同日午後にあった海上自衛隊トップの海上幕僚長の記者会見では明かされなかった内容だった。
海幕の防衛部長が防衛相の発言内容を慌てて追認したのは午後11時になってから。見張り員が清徳丸を視認したのが実際は12分前だったことが、初めて公表されたのも同じ自民党部会。夜になって防衛部長が説明する光景が繰り返された。
ある防衛省幹部は「大臣が最初に発言した時点で12分前の目撃情報は把握していなかった。隠したつもりはない」と隠ぺいを否定。しかし、行方不明の吉清治夫さん(58)と哲大さん(23)の地元からは「自衛隊は隠そう隠そうとしている」と厳しい声が上がる。
捜査は海上保安庁が行い「海自の事故調査委員会は乗組員に本格的な調査ができていない。加害者として積極的に公表しにくい」(幹部)という事情もあるが「もっと積極的に情報を出すべきだ」との声は防衛省内からも漏れ始めている。







