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灯火発見から沈黙の10分間 イージス艦衝突で見張り員は報告せず? (3/3ページ)

2008.2.21 01:27
このニュースのトピックスイージス艦衝突事故
真っ二つに引き裂かれた清徳丸の船首部分を検証する海上保安庁の隊員=20日午後3時20分、千葉県館山市の館山湾 (矢島康弘撮影)真っ二つに引き裂かれた清徳丸の船首部分を検証する海上保安庁の隊員=20日午後3時20分、千葉県館山市の館山湾 (矢島康弘撮影)

  ■ロス■

 「なぜ1分のロスが生じたのか。2、3秒で確認できるはずだ」。山田氏は、あたごが清徳丸との衝突を避けるため、全速後進という回避措置をとったのが事故の1分前で、見張り員が2度目に清徳丸の緑色の灯火を見つけてから1分もかかっていることにも疑問を呈する。

 「動きがなければブイの可能性もある」(河野部長)というのがロスの理由。見張り員が緑色の灯火を確認したのは、清徳丸の僚船「金平丸」があたごの前方を横切るのを確認したのと同時で、そちらに注意を払った可能性もある。だが、「灯火を見れば、清徳丸についてもすぐに双眼鏡で確認すべきだった」(防衛省幹部)との声もあがっている。

 海上衝突予防法では夜間に航行する漁船などは左舷に赤、右舷に緑の灯火をつけることが義務づけられている。僚船の船長は「(出港時の清徳丸は)灯火がすべてついていた」と証言。だが、2分前の時点で見張り員は緑色の灯火しか確認できなかったとされ、ほぼ向かい合うような形で接近した可能性もある。

 全速後進が適正だったかについても、山田氏は「大きく右にかじを切って船体を横にすれば、抵抗力が増して速度をより下げることができた」と指摘している。

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真っ二つに引き裂かれた清徳丸の船首部分を検証する海上保安庁の隊員=20日午後3時20分、千葉県館山市の館山湾 (矢島康弘撮影)
イージス艦「あたご」の船首付近で現場検証をする海上保安庁の職員ら=神奈川県横須賀市 海上自衛隊横須賀基地 (20日 午後3時19分撮影栗橋隆悦)
海上自衛隊 船越基地に着いた「清徳丸」の船首と船尾部=神奈川県横須賀市の海上自衛隊 船越基地(20日 午後8時19分撮影栗橋隆悦)
親族ら(奥の船)が見守る中、検証のため台船への引き上げ作業が行われた(本社へりから)=20日、午後2時38分、館山湾、(本社へりから)(小野淳一撮影)

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