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灯火発見から沈黙の10分間 イージス艦衝突で見張り員は報告せず? (3/3ページ)
このニュースのトピックス:イージス艦衝突事故
■ロス■
「なぜ1分のロスが生じたのか。2、3秒で確認できるはずだ」。山田氏は、あたごが清徳丸との衝突を避けるため、全速後進という回避措置をとったのが事故の1分前で、見張り員が2度目に清徳丸の緑色の灯火を見つけてから1分もかかっていることにも疑問を呈する。
「動きがなければブイの可能性もある」(河野部長)というのがロスの理由。見張り員が緑色の灯火を確認したのは、清徳丸の僚船「金平丸」があたごの前方を横切るのを確認したのと同時で、そちらに注意を払った可能性もある。だが、「灯火を見れば、清徳丸についてもすぐに双眼鏡で確認すべきだった」(防衛省幹部)との声もあがっている。
海上衝突予防法では夜間に航行する漁船などは左舷に赤、右舷に緑の灯火をつけることが義務づけられている。僚船の船長は「(出港時の清徳丸は)灯火がすべてついていた」と証言。だが、2分前の時点で見張り員は緑色の灯火しか確認できなかったとされ、ほぼ向かい合うような形で接近した可能性もある。
全速後進が適正だったかについても、山田氏は「大きく右にかじを切って船体を横にすれば、抵抗力が増して速度をより下げることができた」と指摘している。
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