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【阪神大震災13年】復興ライブに熱い思い (1/2ページ)
このニュースのトピックス:自然災害
とどけ希望の歌声−。阪神大震災で約900人の犠牲者を出した神戸市長田区。被害の大きさから当時、「震災アーケード」と呼ばれた同区の西神戸センター街で、シンガー・ソングライターの川嶋あいさん(21)が17日午後5時46分、復興フリーライブを開く。開演を待つ同区出身でイベントの仕掛け人、田中雅久さん(34)は「傷ついた長田を盛り上げていかなあかん」と復興への熱い思いを語った。
震災で田中さんの木造2階建ての自宅は全壊、祖母の久子さん=当時(88)=が、がれきの下敷きになった。崩れた壁や梁(はり)をかき分け、倒れたタンスと床の間に挟まった久子さんを素手で1時間後に救出。気がつくと辺りにガスのにおいが立ちこめ、その後の火災で街は黒煙に包まれた。
震災から10年が過ぎようとしたころ、田中さんは家業の表具店で働きながら、まちづくり会社「神戸ながたTMO」でまちの復興イベントに携わっていた。そんなある日、早くに養父母を亡くし、東京・渋谷で路上ライブを続ける川嶋さんを偶然知った。震災で親を亡くした長田区の子供たちの境遇が重なった。
「長田を元気にできるのはこの子だけや」。田中さんは東京のレコード会社「つばさレコーズ」に体当たりでライブ開催を交渉。震災10年を控えた平成17年1月16日、長田での復興ライブ実現にこぎつけた。田中さんは、このライブが縁で同社に入社。現在は同社の代表取締役を務める。
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