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震災企画「あの日があるから」(1)自衛隊員になった少年「命の恩人に憧れて」 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:汚染、公害
地元の高校を卒業後に入隊。訓練は想像以上に厳しかったが、「人を助ける人間になるには必要」と言い聞かせた。配属先は、放射能汚染や洪水災害後の防疫、消毒作業などを行う化学科を希望。危険な仕事だが、困った人を真っ先に助ける職種に思えたからだ。
今春で自衛隊員になって丸4年になる。各地で地震、水害が頻発するが、災害現場への出動経験はまだない。それでも日々の訓練を通し、1人の被災者を救助することでさえ難しいことを知った。
責任の重さも痛感している。知人に自衛隊員になったと言うと、必ず「頑張れ」と励まされる。13年前の自分と同じように、自衛隊員に助けられた被災者は多い。「がれきの下から助け出された自分だからこそ、いまの仕事に生かせることがあるはず」と話す。
震災から間もなく13年。うれしい知らせも届いた。救出してくれた隊員が見つかり、16日午後、自宅跡地で再会するという。そのとき、こう伝えたいと思っている。
「あなたと同じ自衛官になりました」
◇
6434人が犠牲となった阪神大震災から、17日で13年を迎える。あの時の被災体験を胸に抱き、その後の人生を決めた人たちがいる。自衛隊員になった少年、ボランティアに奔走する女性トラック運転手、消防士、医師…。13年前を忘れず、今を生きる被災者たちを追う。
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