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最終報告、調査官不足で発生から3年 上越新幹線脱線事故 

2007.11.30 10:16
このニュースのトピックス列車事故

 新潟県中越地震による上越新幹線脱線事故の最終報告が、平成16年10月の発生から3年以上たって、ようやくまとまった。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の最終報告は、発生から1年以内が通例。調査期間が鉄道事故で最長となった最大の原因は、当時の調査官不足だった。

 事故調委の鉄道部会は13年10月、調査官6人の態勢で発足。新幹線の開業以来初めての脱線事故は当時「調査内容の真価を問われる初めての重大事故」(事故調委関係者)だったという。

 しかし調査開始後、17年3月に土佐くろしお鉄道の特急が駅舎に衝突し11人が死傷する事故が発生。その1カ月後には、乗客ら107人が死亡する尼崎JR脱線事故が起きた。

 「被害の甚大さを考えれば、尼崎の調査を最優先するのは当然の判断。当時の態勢では複数の重大事故の同時調査は不可能だった」と事故調委関係者は振り返る。

 上越新幹線や尼崎の脱線事故当時、航空担当の調査官が22人いたのに対し鉄道担当は7人。調査官は休み返上で忙殺され、重大事故を除き調査は先送りされた。

 尼崎の事故を契機に鉄道事故調査官は増員され、今では15人態勢に。来年度中には事故調委と海難審判庁が統合され、運輸安全委員会が発足する見通しだ。

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