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人工地震起こし液状化再現 空港耐震対策で実験
このニュースのトピックス:自然災害
実験用の滑走路で人工的な地震を起こし、耐震性や地震による液状化の影響を調べる実験を、国土交通省と独立行政法人港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)が27日、北海道小樽市の石狩湾新港で実施した。
大地震の際に空港が物資搬入の重要な拠点となるため、耐震対策として役立てる。液状化は地震で地下水と土砂が混じり合い、地盤が液体のようになる現象。石狩湾新港は埋め立て地で、液状化現象を再現しやすいため実験場所として選ばれた。
埋め立て地の約1.65ヘクタールの敷地に、コンクリート舗装した滑走路や飛行機の着陸を誘導する高さ16メートルの鉄塔などを建設。計約1.8トンの爆薬を、地中の約580カ所に碁盤の目のように埋め込んだ。
午前11時に点火すると、約2分間続けざまに爆発。地響きが起き、所々で土煙が上がった。液状化対策として、水を固める薬剤を地中に注入。薬剤を入れなかった滑走路はわずかに沈下して水浸しとなったが、薬剤を注入した部分に目立つ変化はなかった。
同研究所構造振動研究室の菅野高弘室長は「今後、調査を続ければ液状化対策で注入する薬剤の適切な量が分かる。空港の耐震対策として、この成果を世界中に発信したい」と話している。
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