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【宝くじ殺人】熊谷被告にきょう求刑
このニュースのトピックス:殺人事件
2億円の宝くじに当せんした岩手県一関市の無職、吉田寿子さん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人罪に問われた吉田さんの交際相手で元新聞配達員、熊谷甚一被告(52)の第2回公判が27日午前10時から、盛岡地裁(佐々木直人裁判長)で開かれる。午前中は検察側の被告人質問と弁護側の反対尋問が行われ、午後には論告求刑と最終弁論が行われ結審する。
検察側はあらためて殺意は熊谷被告が吉田さんをロープでしめる前に発生したと主張し、弁護側は偶発的な犯行だとして情状酌量を求めるとみられる。
26日の公判では、検察側の冒頭陳述で、宝くじの当せん金2億円のうち、半分にあたる約1億円が熊谷被告に貢がれていたことが明らかになった。
熊谷被告は検察側の被告人質問に対し「吉田さんは『鍵のかかっていない金庫』のような存在」「結婚を望んでいるようなそぶりはみせていたが、何とも思わなかった」などと話し、吉田さんから金を巻き上げていたものの、結婚する意思はなかったと説明。犯行後は「遺体が見つかれば子供や会社の未来がなくなる」と隠蔽(いんぺい)工作を図っていたことなどを認めた。
一方、弁護側の質問に対しては「遺体を埋める場所は、手を合わせやすいところの方がいいかと思って近くの花壇にした」と説明。時折、声を上ずらせ、「(遺族の方々には)申し訳ないことをした」などと謝罪の気持ちを述べた。
起訴状などによると、熊谷被告は平成16年5月2日ごろ、同県陸前高田市の建物の敷地内で、交際相手だった吉田さんの首をロープで絞めて窒息死させたとされる。その後シートに包んで敷地内に遺体を埋めたとされるが、死体遺棄罪については時効が成立している。判決は来月11日に言い渡される予定。
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