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【衝撃事件の核心】前代未聞の不祥事…こうして名門証券の顧客データは丸ごと持ち出された (1/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
「名門」を象徴するスリーダイヤ。その系列にある三菱UFJ証券(東京・丸の内)で、中堅幹部の男が会社の全顧客情報を丸ごと持ち出した上、一部を名簿業者に売り渡していた事態が発覚した。金融機関としてのモラルハザードの極みをみせつけたような前代未聞の不祥事。男は借金返済のために社内での特権を悪用し一線を越えてしまったようだが、流出した顧客情報は業者から業者へ次々と転売され、被害は底なしの様相をみせている。
追い詰められ、深夜の告白
「ちょっと話があるんだけど…」
今月1日深夜。三菱UFJ証券システム部の部長代理(44)=8日付で懲戒解雇=から相談を持ちかけられた同僚は、相手の口から漏れた内容に動揺を隠しきれなかった。自分が顧客情報を持ち出し、名簿業者に売ったと告白されたのである。
〈まさか…。エープリルフールの冗談にしては度がすぎている〉
だが、相手の目は全く笑っていなかった。
翌2日朝、同僚は上司に報告。上司はさらに上層部に伝えるとともに、元部長代理から聞き取りを行った。
「はい、自分が持ち出しました」
元部長代理があっさりと認めたのにはワケがあった。
同社には3月中旬から、「顧客情報が外部に流出しているのではないか」「不動産や金融商品の売り込み電話がしつこい」といった内容の苦情電話が顧客から殺到。同社は原因究明のプロジェクトチームを発足させ、同月30日から全部門への調査に乗り出した。
社内で顧客情報のデータベース(DB)に接続できるのは309人。このうち、中堅幹部の8人には業務上、顧客情報を別のパソコンなどに移動できる権限も与えられていたが、実はこの8人のうちの1人が元部長代理だったのだ。
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