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【舞鶴・少女殺害事件】ギリギリの決断、積み重ねた状況証拠 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:窃盗・ひったくり
膠着(こうちゃく)状態が破られたのは昨年11月。捜査本部は、立件への道筋が不透明なまま、別の窃盗容疑で逮捕されていた中容疑者の自宅を殺人、死体遺棄容疑で家宅捜索した。苦渋の決断で、不服とする中容疑者の弁護人が準抗告を申し立てたことにより捜索が延期されるなど、異例の展開に批判を受けたこともあった。
ある府警幹部は「こうした物証の少ない事件ではほかの可能性をつぶしておく必要があり、どうしても捜査に時間がかかる。捜査員には、焦るな、必ず実を結ぶ、と言っていた」と振り返る。家宅捜索でも有力な物証が得られず、暗雲がたちこめた時期もあったが、府警は地道な聞き込みを続け、新たな目撃証言なども加えて検察当局と協議を続けた。
容疑者逮捕で、捜査は節目を迎える。しかし、5月に裁判員制度スタートを控える中で、刑事裁判では今まで以上に客観的な証拠が重視される流れが強まっている。死刑求刑も予想される重大事件の立証で、第三者にも十分伝わる説得力が伝えられるのか−。府警幹部は「大変なのはこれからだ」と表情を引き締めた。







