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【疑惑の濁流】癒着、隠蔽、無責任…「霞ケ関最強労組」への配慮は公務員削減対策? 農水省ヤミ専従疑惑 (3/4ページ)

2009.4.5 08:00
このニュースのトピックスヤミ専従問題
農水省ヤミ専従疑惑の記録改竄で、秘書課長の更迭を発表し頭を下げる井出道雄事務次官=3月26日、東京都千代田区霞が関の農林水産省    農水省ヤミ専従疑惑の記録改竄で、秘書課長の更迭を発表し頭を下げる井出道雄事務次官=3月26日、東京都千代田区霞が関の農林水産省    

1万9000人…「霞ケ関最強」の労組

 秘書課のポストは、省内でもエリートコース。特に秘書課長は事務次官や官房長に直接仕える「側近中の側近」。まさに農水省の中枢だが、その人物が、ヤミ専従隠し疑惑の中心人物であり、虚偽説明も行っていたことになる。

 「組合の力は恐ろしく強い。その影響力に気を使ったのではないか」

 組合元役員の省幹部は話す。

 「かつて自分が役員をしていたときは、地方出先機関では組合側の同意がないと、人事異動もできなかった」

 上司が組合の反発を受けると、指示通り業務を行わないなど、抵抗にあうこともあったという。

 全農林の力は、ほかの省庁の労働組合と比べて突出して強く、「霞ケ関最強」とも言われる。

 組合員数は約1万9000人で、組織率は97%と、全省庁の労組で最も高い。中央執行委員長は、国家公務員の労組などの連合体「国公関連労働組合連合会」の委員長を兼ねるなど、影響力は絶大だ。

 その力を象徴するような“事件”も発覚している。平成17年、栃木農政事務所の所長ら幹部が、全農林の宇都宮分会の要求を受け、不祥事で減額された職員30人のボーナスを自費で補填(ほてん)していたのだ。

 組合側によると、分会の組合員らは「誠意を示せ」などと、何度も事務所幹部に補填を迫ったという。

 「このままでは業務に支障が出る」。こう考えた所長や事務所総務課長ら幹部は、自分たちのポケットマネーで、不祥事で生じた職員のボーナス減額分計約54万円を支払ったのだった。

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農水省ヤミ専従疑惑の記録改竄で、秘書課長の更迭を発表し頭を下げる井出道雄事務次官=3月26日、東京都千代田区霞が関の農林水産省    
農水省ヤミ専従疑惑の記録改竄で秘書課長の更迭を発表する井出道雄事務次官=3月26日、東京都千代田区霞が関の農林水産省    
農水省ヤミ専従疑惑の記録改竄で秘書課長の更迭を発表する井出道雄事務次官=3月26日、東京都千代田区霞が関の農林水産省    
農水省ヤミ専従疑惑の記録改竄で秘書課長の更迭を発表する井出道雄事務次官=3月26日、東京都千代田区霞が関の農林水産省    
組合専従問題について、資料を手に説明する農水省の松島秘書課長=3月18日夜、同省

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