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介護男性の死亡確率倍増 老老介護世帯は47・6%
このニュースのトピックス:少子・高齢化社会
老老介護は核家族化と少子高齢化の影響で増加傾向にあり、介護する高齢男性は健康な家族と同居する場合に比べて、病気などで死亡する確率が倍増するという調査結果が出ている。また、介護疲れから殺人事件に発展するケースも後を絶たない。
厚生労働省の調査によると、介護保険を受けている世帯のうち、介護者と要介護者がともに65歳以上の老老介護世帯は平成13年の40・6%から、16年41・1%、19年47・6%と増えている。
産業医大(北九州市)は14年から5年間にわたって、福岡県内の60歳以上の男女3000人を追跡調査。この期間に病死や老衰などで死亡した381人のデータなどを基に分析した結果、老老介護を行う男性は、健康な家族と同居する男性に比べて死亡する率が約2倍になった。さらに、介護している男性がつえをつくなど体が不自由な場合には約5倍となった。
調査に携わった藤野善久准教授(公衆衛生学)は「介護が肉体、精神の大きなストレスになることが要因で死亡する確率が高まる」と分析する。
一方、警察庁のまとめによると、20年1〜11月に「介護・看病の疲れ」を理由に殺人事件(未遂を含む)を起こした高齢者は21人。前年同期の5人を大幅に上回っている。
藤野准教授は「老老介護世帯については行政の支援だけでなく、近所の手助けなど地域の支援が必要」と話している。
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