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【衝撃事件の核心】「ニセ鬱病」で5500万詐取…“共犯者”が明かした巧妙手口 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
国民の約15人に1人が生涯に経験するとされる「鬱病(うつびょう)」。自殺など悲劇に結び付かないよう全国での取り組みが本格化する中、鬱病になったと偽り健康保険の手当金をだまし取っていた男らが、秋田県警などに詐欺容疑で逮捕された。病気を装うためのマニュアル、大量のニセ社員…。男らの“共犯者”が産経新聞の取材に応じ、短期間で荒稼ぎした組織犯罪の一端を明らかにした。医師を手玉に取り、制度を悪用した前代未聞の手口とは−。
「社員が次々と鬱病になる会社」
「札幌市にあるアクアという小さな会社の社員が、次々と鬱病になって傷病手当金を受給している。経営実態も怪しいようだ」
昨年、北海道や東北地方の社会保険事務局の担当者の間で、こうしたうわさがささやかれていた。
そうした中の昨年6月、秋田社会保険事務局の担当者が“異変”に気付いた。「アクア」秋田支店長の男が「鬱病になった」として手当金の支給を同事務局に申請し、事務局は「支給決定通知書」を男の自宅に送付した。ところが、「転居先不明」として書類が返送されてきたのだ。
〈重要書類なのに戻ってくるなんておかしいな。アクアの人間か…〉
うわさを耳にしていた担当者は不審に思い、秋田支店が入居するアパートの一室に出向いてみた。すると案の定、人の出入りは一切なく、営業している気配もなかった。
〈うわさは本当だった。鬱病だとウソをついて手当金をもらおうとしているに違いない〉
3年弱で5500万を詐取か
秋田支店長の「転居」の理由は不明だが、書類返送の“ヘマ”が端緒となり、事務局から被害相談を受けた秋田県警が内偵に着手。今年1月下旬に立件にこぎつけ、組織的な犯罪が明るみに出た。
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