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【日本漁船拿捕】「非常に当惑」所有会社社長
このニュースのトピックス:竹島問題
「日本漁船が自由に操業していた場所をロシア水域といわれ、非常に当惑している」−。鳥取県境港市のカニかご漁船「第38吉丸」がロシア当局に拿捕(だほ)された問題で、船を所有する水産加工会社「日吉水産」(同市)の岩田慎介社長が28日午後、記者会見し「ロシア側の水域で操業した事実はない。船と船員は速やかに返還されて当然」と訴えた。
岩田社長によると、第38吉丸は27日午後4時ごろにベニズワイガニ漁の操業を終え、休憩のためエンジンを稼働させたまま停泊している最中に船が北に流されていることに気づいた。あわてて南下しようとした同7時すぎ、銃を携帯した6人のロシアのコーストガード(国境警備隊)が第38吉丸に乗り込み、臨検を受けたという。
吉丸側は「違反はない」と主張。これに対し、ロシア側は「ロシアの(排他的経済)水域で、違法操業」と指摘、お互いの言い分が食い違ったという。
岩田社長は「第38吉丸が操業していた海域は、これまでも第38吉丸以外にも数隻のカニかご漁船が操業を行ってきた実績があり、何ら問題はなかった」と説明。吉丸が「仮泊」した場所について、会見に同席した西野正人・日本海かにかご漁業協会長は「日本の船舶が自由に航行している水域で、ロシアの取り締まりを受ける理由がない」と語った。
拿捕された現場近くは、竹島を含む「日韓暫定水域」に隣接する海域で、「対韓国、対中国については微妙な地域だが、ロシアに関しては全く説明を受けたことがない」と西野会長は困惑した表情を浮かべ、「協会としては、今後漁船の立ち入りを自粛した方がいいと判断せざるを得ない」と話した。



