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【疑惑の濁流】ケータイ大量盗難、流出先は…日本製最新機種が“神格化”されたあの国? (1/5ページ)
携帯電話ショップから最新機種をごっそり盗み出す窃盗事件が続発している。その数はここ1年で約200件。盗品はどこに流れているのか。最近になって、不思議な現象が中国で起きていることが判明した。本来、販売されることのない日本製最新機種が中国で大量に出回り、ステータスとして電気街やネットで高値で取引されているのだ。携帯窃盗事件の黒幕が、国際的な犯罪組織だとしたら…。警察当局は盗品が中国に流れている可能性に強い関心を示す。日本製ケータイの中国流出の謎を追った。(桜井紀雄)
止まらないケータイ盗…特定の機種が狙われる
盗難にあう携帯のメーカーや機種にはある特徴があることが浮かび上がっている。
NTTドコモは、ここ1年で約140件が被害にあった。茨城県内のショップでは219台(1000万円相当)が一気に盗まれた。
ソフトバンクは昨年8月以降、約40件1000台以上が被害に遭っている。
報道されている事件だけでも、被害総数は3000台を超える。
被害は増加の一途をたどり、昨年12月だけで、6日に神奈川県内の店で49台▽8日に静岡市の店で104台▽12〜13日に茨城県内の2店から90台▽19〜20日に群馬県内の2店から180台▽21日に茨城県内の店から60台−が被害に遭った。
狙われたのは、いずれも「世界携帯」と呼ばれる中国や欧州などでも使える機種だった。さらに大半が個人データが入った「SIMカード」を誰でも差し替えられるドコモとソフトバンクの携帯。自分のSIMカードを盗んだ携帯に差し込めば自分の携帯になる。それが、たとえ海外であったとしても。
一方、店でしかSIMカードの交換手続きができないau携帯はこれまでのところ、ほとんど被害が確認されていない。
盗品が中国に流れている可能性をほうふつさせる事件も過去にはあった。平成18年に全国で1000台以上の携帯を盗んだ中国人窃盗団が摘発されている。捜査幹部が「何らかのルートで中国に流れているのではないか」とみる理由もここにある。


