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「派遣切れ、うっぷん晴らしたかった」六本木の刃物男が供述

2008.12.31 11:56
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 東京・六本木の六本木ヒルズで30日夜、包丁を振り回したとして銃刀法違反容疑などで逮捕された無職、椎名賢次容疑者(28)が警視庁麻布署の調べに対し、「派遣の仕事の契約が切れ、うっぷんを晴らしたかった」などと供述していることが31日、分かった。椎名容疑者は実際、12月中旬で派遣社員の契約の満期を迎え、再契約していなかった。

 調べによると、椎名容疑者は平成17年に都内の有名私大を卒業。定職に就かず、美術関係のアルバイトなど職を転々としていた。直近の仕事の業種は不明だが、派遣社員として働き、12月中旬で契約が切れていた。住居は杉並区天沼のアパートで、1人暮らしだった。

 椎名容疑者は「今後、仕事に就くあてがなく、人を驚かせてやろうと思い、包丁を振り回した」と供述。六本木ヒルズを選んだ理由としては「自分を誇示するため、繁華街を選んだ。六本木ヒルズならたくさんの人がいると思った」と話している。

 また、「逮捕されなければ、人を傷つけてしまったかもしれない」とも供述している。

 これまでの調べでは、椎名容疑者は30日午後8時35分ごろ、六本木ヒルズ近くで包丁(刃渡り16センチ)を所持。通報を受けた同署組織犯罪対策課巡査部長(35)が駆けつけると、六本木ヒルズ森タワー付近で、「刺すぞ、この野郎」などと叫びながら逃走した。巡査部長が上空に向かって一発発砲すると、包丁を足下に落とし、逮捕された。

 当時、六本木ヒルズは多くのカップルや家族連れでにぎわっていたという。

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