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【衝撃事件『未解決』の核心】「遺族も恥ずかしがっている場合じゃない」 もう8年、世田谷一家殺害事件 (1/4ページ)
平成12年12月、東京都世田谷区上祖師谷の会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=宅で、一家4人が殺害された事件は30日で丸8年が経過し、公訴時効(15年)まで半分が過ぎてしまった。現場に半日近くも居座り、指紋や血液などの決定的証拠を残すなど、大胆な行動が際立つ犯人。警視庁成城署捜査本部は、遺留品の微物の鑑定から犯人像を浮かび上がらせる一方、遺留品の販売ルートから地道に犯人の影を追う作業を続けている。前面に出ることを拒んできた遺族も「時効撤廃」の声をあげ、犯人の逃げ得を許さない決意を示すようになった。
犯人の不可解行動…いまだ読めぬ事件の「筋」
事件は、予期せぬ形で発覚した。
21世紀を翌日に控えた平成12年12月31日午前11時ごろ、宮沢さんの妻、泰子さん(41)の母親が宮沢さん宅に足を踏み入れると、刃物でメッタ刺しにされた宮沢さんの遺体が横たわっていたのだ。
2階に上がると、泰子さん、長女のにいなちゃん(8)が折り重なるように息を引き取り、寝室で寝ていた長男の礼君(6)=いずれも当時=も首を絞められて殺害されていた。
特に泰子さんへの攻撃は執拗(しつよう)で、顔を判別できないほどだった。
犯人が宮沢さん宅に侵入したのは、前日の30日深夜とみられる。ナイロン製のジャンパーやマフラーを脱ぎ捨て、4人を次々に襲うと、3人の返り血を浴びたラグランシャツと凶器の包丁、ヒップバッグなどを現場に残して、立ち去った。
宮沢さんともみ合った際に、手にけがを負ったとみられ、犯人の血痕や、救急箱を開け止血を試みた形跡もあった。
「物取りなのか、怨恨なのか。子供までめった刺しにした残虐な手口からは単なる物取りとは到底思えないが…」
「犯人は血液が垂れるほどの深い傷を負ったはずだが、夜が明けてから堂々と逃げている。行動の謎があまりに多い」
捜査員は今も口々に犯人の行動の不可解さに言及する。




