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「真正銃」実験で認定 エアガン製造の社長逮捕 (1/2ページ)
「リアルなメカニズムにリアルな操作性」「とにかくアッパレな設計」−。
7月に発売されたタナカ社のエアガンは、専門雑誌がこう絶賛したように、「本物の拳銃のようだ」と発売前から話題になっていた。エアを入れた薬莢型カートリッジを回転式弾倉に装填(そうてん)する真正銃そっくりの設計は、実験によって、模造ではなく真正銃と認定された。
銃刀法から導き出される拳銃の実質的要件とは、(1)金属弾を(2)発射でき(3)殺傷能力がある−の3点だ。最高裁の判例も、「鉄砲」であるかどうかの判断に、適合する弾丸の有無は関係ないとしている。問われるのは発射機能だ。
警視庁は、押収したエアガンに手製火薬と実包を装填。1・5メートル離れた場所から発射したところ、弾は厚さ4ミリのベニヤ板6枚を貫通した。殺傷能力ありと判断される最低のエネルギーの数倍もの威力を持っていることが分かった。田中容疑者はこれまで、「実際に火薬を使って撃ったら本体が壊れる」などと主張していたが、実験で本体が壊れた例はなかったという。
警視庁などによると、改造を加えないエアガンが拳銃と認定された例は、これまでに2例ある。しかし、製造メーカーの代表者が逮捕されたのは初めてだ。
田中容疑者は今年3月、加入する業界団体の日本遊戯銃協同組合に対して、新モデルの検査を要請した。検査で組合が公認すれば、安全性を証明する証紙が発行される。これに対し、組合は「火薬入り薬莢が作られれば、発火する恐れがある」と公認しなかった。
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