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「真正銃」実験で認定 エアガン製造の社長逮捕 (1/2ページ)

2008.12.2 22:50
違法エアガンを製造販売した容疑で逮捕連行される、「タナカ」の田中祥元社長(左)=2日午前10時32分、東京都北区豊島違法エアガンを製造販売した容疑で逮捕連行される、「タナカ」の田中祥元社長(左)=2日午前10時32分、東京都北区豊島

 「リアルなメカニズムにリアルな操作性」「とにかくアッパレな設計」−。

 7月に発売されたタナカ社のエアガンは、専門雑誌がこう絶賛したように、「本物の拳銃のようだ」と発売前から話題になっていた。エアを入れた薬莢型カートリッジを回転式弾倉に装填(そうてん)する真正銃そっくりの設計は、実験によって、模造ではなく真正銃と認定された。

 銃刀法から導き出される拳銃の実質的要件とは、(1)金属弾を(2)発射でき(3)殺傷能力がある−の3点だ。最高裁の判例も、「鉄砲」であるかどうかの判断に、適合する弾丸の有無は関係ないとしている。問われるのは発射機能だ。

 警視庁は、押収したエアガンに手製火薬と実包を装填。1・5メートル離れた場所から発射したところ、弾は厚さ4ミリのベニヤ板6枚を貫通した。殺傷能力ありと判断される最低のエネルギーの数倍もの威力を持っていることが分かった。田中容疑者はこれまで、「実際に火薬を使って撃ったら本体が壊れる」などと主張していたが、実験で本体が壊れた例はなかったという。

 警視庁などによると、改造を加えないエアガンが拳銃と認定された例は、これまでに2例ある。しかし、製造メーカーの代表者が逮捕されたのは初めてだ。

 田中容疑者は今年3月、加入する業界団体の日本遊戯銃協同組合に対して、新モデルの検査を要請した。検査で組合が公認すれば、安全性を証明する証紙が発行される。これに対し、組合は「火薬入り薬莢が作られれば、発火する恐れがある」と公認しなかった。

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違法エアガンを製造販売した容疑で逮捕連行される、「タナカ」の田中祥元社長(左)=2日午前10時32分、東京都北区豊島
拳銃と判断されたタナカ製造販売のエアガン「コルトSAA45」(警視庁)
本物の拳銃と同等の殺傷能力を持つことが分かった回転式拳銃型エアガン
社長の拳銃所持容疑で、「タナカ」の家宅捜索をする警視庁の捜査員=2日午前9時48分、東京都北区
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