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西松建設元副社長、裏金1億円の運搬指示を認める
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準大手ゼネコン「西松建設」(東京)の海外事業部元副事業部長、高原和彦容疑者(63)=業務上横領容疑で逮捕=が裏金約1億円を国内に持ち込んだとされる疑惑で、当時の海外担当副社長(67)=現顧問=が、東京地検特捜部の調べに対し「高原容疑者に持ち込みを指示した」と供述していることが20日、関係者の話で分かった。特捜部は同日、外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑で同社本社などを捜索。元副社長が裏金づくりを主導した疑いもあるとみて捜査している。
高原容疑者は、西松建設が海外で受注した工事費を水増しするなどの手口で数億円の裏金を捻出(ねんしゅつ)。このうち30万ドル(約3500万円)の横領容疑で逮捕されたが、このほかに、平成17〜19年に、約1億円を無届けのまま8回に分け、国内に持ち込んだ外為法違反の疑いももたれている。
関係者によると、高原容疑者は元副社長の側近として、海外での裏金づくりを約10年にわたり担当してきたが、社内で横領の事実が発覚するなどしたため、昨年末に退社。今年に入り、持ち込んだ約1億円の一部を示した上で「副社長に指示された」と自ら特捜部に申告した。特捜部がこの供述に基づいて元副社長を事情聴取したところ、指示したことを認めたという。
特捜部は、裏金工作が会社上層部の指示の下、組織的に行われた疑いが強いとみて、今年6月に続く今回の同社本社への捜索で押収した資料を分析するなどして全容解明を目指す方針。
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