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尼崎官製談合事件、市場職員が業者側と頻繁にやり取り 市役所捜索  

2008.11.14 11:52

 兵庫県尼崎市の市中央卸売市場(現・市公設地方卸売市場)の清掃業務をめぐる不正発注事件で、同市管財課長補佐、杉原雅人容疑者(45)=偽計業務妨害容疑で逮捕=が、同市の清掃業「摂津」側と頻繁に連絡を取り合い、受注できるよう工作していたことが14日、県警捜査2課の調べで分かった。杉原容疑者は入札参加業者の一覧を事前に摂津側に知らせていたほか、最低制限価格をメールで伝えていたという。

 県警は同日午前、容疑を裏付けるために尼崎市役所と同市場を家宅捜索。入札当時の市場長だった田口日出男容疑者(57)=同=が、現在室長を務める市役所の人権啓発室などに捜査員が入り、関係書類を押収した。

 調べでは、同市は平成19年度から、随意契約の業務委託の発注方法を入札に変更する方針を提示。このため、市場の係長だった杉原容疑者は同年1月、清掃業務を長年、随意契約で発注していた摂津の役員、野田幸男容疑者(62)=同=に伝えて、対策を協議したという。

 杉原容疑者が作成し、野田容疑者に見せた指名競争入札の参加リストの一覧には、これまでに取引のなかった同市の事業組合が含まれていた。野田容疑者は組合が低額で入札に参加する可能性があることに危機感を持ったという。

 このため、杉原容疑者は入札の際に組合を排除するために最低制限価格を設けることを提案。摂津の社員、重吉将和容疑者(33)=同=とメールで情報交換し、重吉容疑者に入札の設定金額を算出させたほか、自身がはじき出した最低制限価格を後日、メールで教えたという。

 杉原容疑者は、今年3月に告発を受けた同市の内部調査に対し、事業組合について「態度が悪いからやらせたくなかった」「法外に価格が安い」などと落札させなかった理由を説明していたという。

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